古墳時代後期あたりの大型石製勾玉です。 長さ43mm、厚さ13mm。 美しい三日月形で、勾玉の形状や銅管等を使用したと思われる円筒形の穿孔方法から古墳時代後期の墳墓への副葬するための量産品の一つかと推測されます。 この勾玉の石材は不明（ジャスバー系？）ですが、やや透明感のある灰白色を基調とした色で全体に白色の粒子が散らばっています。 片面に一見ヒビ模様がありますが、結晶は緻密です。 ヒビも表面のごく一部で引っかかりも爪でわずかに感じるくらいです ので剥離したり欠けることもなさそうです。まさに模様という感じです。この石の特性なのかもしれません。 重さ約23g